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1. ステロイド外用薬の使用法
アトピー性皮膚炎の外用薬としては、ステロイド外用薬がもっともすぐれた効果を発揮します。入浴直後に、皮膚炎の起きている部分にうすくのばして、すり込みます。1日1回の使用で皮膚炎がよくなったら、塗る回数を2日に1回、3日に1回と減らしていきます。なお、1日1回の使用で皮膚炎がよくならない場合には、その薬は自分には合っていないと考え、ほかの薬にかえてもらいましょう。
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ステロイド外用薬の副作用
ステロイド外用薬正しく使えば副作用はほとんど起こしません。しかし、長期間ステロイド外用薬を漫然と使い続けていると、多毛(毛深くなる)、皮膚萎縮(皮膚がうすくなる)、ニキビなどの副作用が出てきます。ステロイドの副作用は、強いステロイドでも弱いステロイドでも起こります。「弱いステロイドは安全」と考えてはいけません。成人患者の顔に弱いステロイドを塗り続けていると、ステロイド顔面紅斑(赤い顔)になることがあります。なお、ステロイドの副作用は、ステロイドの使用を中止して、適切な治療を行えば治ります。 |
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